いぬのいる島

日々、散歩しては迷っている

3月31日(日) ふたりで映画を観たあとは沖縄料理屋へ行く 『デューン 砂の惑星 PART2』

 

前日、というか当日の朝6時ごろにベッドに入って、起きたのは昼の12時ごろ。起きると、パートナーは家にいなかった。彼女は夕方まで仕事で、彼女の仕事終わりで『DUNE 砂の惑星 PART2』をIMAXで見に行く予定なのだった。わたしは前日が寝不足だったので、十分に睡眠をとったわたしは頭がすっきりしてその差が面白かった。

 

映画は夕方からなので、それまでは自由時間だった。コーヒーを飲んで、食パンにバターを塗って食べる。今日も天気がいい。まずは昨日復習しようと思って寝落ちしてしまった映画『DUNE』の1作目を見ることにする。ちなみに『DUNE』は上映時間がけっこう長い。今日の夕方に観に行く予定の『DUNE 砂の惑星 PART2』は上映時間が約3時間あるのだが、この1作目も2時間半ある。腰を入れて観ないといけない。

 

1作目も公開当時に映画館で観ておもしろかったのだが、用語も設定もあらすじもほとんど覚えていない。若い頃は1回映画を観たら、ストーリーから登場人物の名前から、いつまでも覚えていたのだがー思ったが、この記憶もわたしの修正がかかっている可能性がある。それくらい記憶力に自信がない。

 

まあ、逆に言えば、何回同じ映画を観ても新鮮に楽しめるということだ。同じ映画を観るのも無駄ではないと思うのは、おそらく1回目よりも楽しめた実感がある。はじめてこの映画を観たときにはこの世界観がそこまで魅力的に思えなかった。何度見ても発見がある映画はおもしろい。最新作が観られる今夜が楽しみだ。

 

復習した『DUNE』を見終わって、家事を済ませたり、自転車のタイヤの空気を入れたり、身支度を整えていたらあっという間に時間が過ぎた。仕事終わりのパートナーから「直接映画館に向かうよ」との連絡がきた。わたしも映画館に向かうが、時間に余裕がなかったことで、安全運転を信条にしているわたしだったが魔が差してしまった。信号のない道を横切ったら、車線の間の小さなブロックに乗り上げてしまって自転車のチェーンが外れてしまった。映画館が近くて小走りで自転車を押しながら早歩きで映画館に駆け込んだ。

 

しかし、わたしはお昼ごはんを食べていなかったので、チケットを発券してからコンセッションでフードを注文する。ホットドックチュロスとキャラメルポップコーンとドリンクを1杯ずつ。わたしは映画を観るときには通常食べることはしない。買うなら飲み物くらいだ。しかし、今日はさすがにお腹が減ってしまった。こんなに大量に食べ物をシアターに持ち込むのは初めてだ。正直、これはこれでテンションが上がる。

 

しかし、それでもやっぱり映画を観るときなにか食べるのは気が散るのではないかという懸念から、幕間の時間でホットドッグを完食してしまった。彼女はチュロスを食べ、ポップコーンを食べていた。1個もらったけど、キャラメルポップコーンってこんなに甘かった?食べるのを遠慮した。ポップコーン、わたしは塩派だ。

 


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映画が始まってIMAXはいいなあ、と実感する。単純に画面がでかいのはいい。『DUNE 砂の惑星 PART2』はやはりIMAXで観て正解だった。ちなみに今作でわたしが一番「IMAXで観てよかった」と思ったシーンは、画面を覆い尽くすほどの群衆を上から映したシーンで、その群衆のなかを主人公が歩いて進んでいくシーンだった。アクションシーンよりもあのワラワラと人が不規則に動いている映像がとてもよかった。

 

『DUNE 砂の惑星 PART2』は、3時間近い映画にしては、短く感じた。劇中の帝国、フレメン、アストライデ家、ハルコンネン家などのモデルになっている世界史上の国や部族などを想像しながら観れた点もおもしろポイントだった。最近歴史づいているのでこの観方がおもしろい。役者の演技もよかった。専門用語やオリジナルの用語が多すぎるので復習は必須だった。満足。次のIMAXは『オッペンハイマー』かな。

 

 

映画を観終わってから、夕食を食べに行くことになった。しかし、まずはわたしの自転車のチェーンを直さないといけない。コンビニでビニール手袋を買ってきて、チェーンを直した。自転車は駐輪場に置いて、近くの商店街のなかの沖縄料理屋へ向かう。そういえばこの間もパートナーと映画『ハイキュー』を観たあと沖縄料理店に行ったな。今回のお店とは別のお店だが。パートナーと映画観たあと沖縄料理屋行きがち。

 

京都三条会商店街のなかの「かふー」というお店に入った。店内は食堂のようなつくりだが、メニューにはお酒のつまみも多い。わたしはオリオンビールを注文してから、一品料理をとりあえずいただく。太もずく酢とマカロニサラダを食べながら『DUNE』の話に終始した。

 

パートナーは『DUNE』について、「普通の映画なら4回くらい終われるタイミングあった」と言っていて、たしかに納得した。上映時間の長さもさることながら、話の区切りをつけられるタイミングが多かったように思う。しかし、それでも物語は終わらず、ぐんぐんストーリーは進む。先ほども書いたけど一応書いておくと、まったく退屈な時間はなかった。

 

また、わたしもパートナーも人文学が好きなので、「あの惑星のあの感じはきっとイスラム圏の文化ベースだ」とか「あの惑星の文化形成の歴史が知りたい」という話で盛り上がった。このあたりのディテールはおそらく原作小説には書いてあるのだろうが、原作は全6巻で、映画ではその1冊目を映像化したらしい。そう考えると、原作もなかなかにボリュームがある。うーん、原作を読んでみようかな。食事は進んで最後に上海焼きそばを食べたらこれが当たりだった。美味い!ソースの焼きそばも美味しいけど、上海焼きそばには無限の可能性があると思う。メニューにあるとついついたのんでしまう麺のひとつだ。こちらも満足。

 

「かふー」の上海焼きそば 美味しかった

店を出てから自転車を押して帰る。帰り道にSpotWORKのマップを開くと、多めの個数のバッテリー補充依頼が近くのコンビニに出現していた。パートナーとはその場で別れてわたしはバッテリーを補充しにいく。6個のバッテリーを補充して、またマップを見ると、今度は回収の依頼だ。もう回収スポットがマップに出るのを確認すると、行かないともったいないというところまでキテいる。自分でもコントロールできないような感覚がいわゆるギャンブルの熱狂や依存性なのではないかと、パートナ伝えた。この遊びの醍醐味だと思う。そこから3個ほどはバッテリーを回収した。

 

家に帰るとパートナーは風呂に入っていた。明日はいつもより早く出るそうだ。新年度だものな。わたしも明日は朝から仕事なのだが、このあとは連日仕事で料理を作れないので、作りおきをしておこうと思って、鳥もも肉でハーブたっぷりのトマト煮込みを作り始めた。

 

栗原はるみさんのレシピを見て作っていたのだが、家にはローリエもなかったのでバジル・タイム・ローズマリーにさらにハーブ塩を多めに使った。白ワインも必要量の1カップに足りなくて、不足分は料理酒を入れて代用したので、おそらく栗原さんの味とはまったく違ったものになるだろう。まあでも肉を煮込めば大体美味しいから。23時ごろに料理を作り終えて風呂に入って1時前に就寝。