いぬのいる島

日々、散歩しては迷っている

3月17日(日) 「テキーラをショットで乾杯」なんて、わたしの人生にはないと思っていた

 

今日は早い時間から仕事だったので、いつもより少し早起きした。コーヒーを淹れて、朝食にフルーツグラノーラを食べる。天気予報アプリを見るとお昼前から雨ということで、バッグにレインポンチョと折り畳み傘を入れる。わたしが支度をする物音で目を覚ましたパートナーに、いってきますと言って出勤。

 

天気は曇りかけと言う感じだけど、陽の光は明るくて気持ちのいい朝だった。きょうは普段はあまりやらないけど重要な業務を頑張った。

 

 

仕事を終えて夕方。とりあえず、恒例の仕事終わりのSpotWORK作業依頼確認をする。マップを見ると、いつもの地下のタリーズコーヒーで補充の依頼があったので、2個のバッテリーを補充した。このあたりの、職場近くのお店ではそろそろ顔を覚えられていてもおかしくないと思うが、作業をさせてもらうお店の人もみんなアルバイトなどであまり同じ人にあたらない。どちらにしても丁寧に作業をしていこうと思う。

 

タリーズを出て、地上に出てみると道路は濡れていて、駐輪場のスロープのてすりが水滴で光っていた。でも、いまは雨が降っていなくてよかった。雨のなかバッテリーを集めるのはいろいろと面倒なので、雨の降らないうちにさっさと家に帰ってしまうことにした。

 

本末転倒な話なのだが、最近1日のノルマとしている「バッテリー補充5個」を全然守る気がしない。このノルマを頑張ることで運動不足が解消され、生活にハリが出るのでは?という想定でSpotWORKをはじめたのだが、バッテリー運びは今のわたしにはもっと自然な習慣のようになっていて楽しくて、しかも運動不足の解消にもゆるく効果を発揮しているので、そんな自分を許している。運動量は確実に増えているのでこのままでいいかな、というふうに。あと、最近はバッテリー運びより日記を書く生活のほうに重心が傾いている気がする。日記書くの楽しい。でももう少し暖かくなったら、日数を区切って、バッテリー運搬ノルマ達成に本気出すのもいいかなー。

 

 

家に帰ると、パートナーが珍しく高いテンションで話をしてきた。彼女の趣味のひとつにディズニーランドの近くのホテルの予約合戦に挑戦するという、変わった遊びがあるのだが、その遊びで今日はこの間オープンした新しいホテルの1室の予約をゲットしかけたらしい。結果としては、予約はとれなかったそうだが、これはわたしがSpotWORKで回収バッテリー10個の作業依頼を獲得した時くらいの嬉しさに匹敵する偉業(?)ということで、彼女もとても嬉しそうだった。わたしはギャンブルをしないが、バッテリー運びをしていて、賭け事で興奮する人の気持ちが少しわかる気がしてきた。おそらく彼女もそんな感覚だったんだろう。

 

スマホInstagramを見ていると、いつもは左京区聖護院のRUTUBO燻製工場で働いている友人のMさんが、今日はわたしの家の近くにある系列店のRUTUBO第二燻製工場で働いているという投稿を見て、ひさしぶりに会いにいくことにした。

 

まだ17時過ぎだったが、RUTUBO第二燻製工場は賑わっていて、とても忙しそうだった。社長のLさんと、Mさん、それと(今日はじめて話した)Bさんの3人が忙しくカウンターの中を飛び回りながら景気良く働いていた。話してみるとMさんは昨日が誕生日だったということで、「お祝いに1杯どうぞ!」と言うと、まさかのテキーラのショットグラスが出てきて、みんなで杯を仰いだ。

 

テキーラショットグラスで乾杯というまさかの事態@RUTUBO第二燻製工場

 

わたしは「テキーラをショットで乾杯!」なんてする明るい性格ではない、というかそんな習慣がなかった。わたしの文化圏外のお祝い方法であって、わたしには縁遠い行為だと思っていたし、自分がすることはないと思っていた。けれど、それは意外にスルッと目の前で行われて、実際やってみるとけっこう楽しかった。

 

隣で陽気にお酒を飲んでいた女性も一緒にテキーラで乾杯して、そこから映画『ゴジラ−1.0』の話をして盛り上がった。Kさんというその女性はいつもは聖護院のRUTUBO燻製工場に行っているとのことで、今日は偶然このあたりで飲み歩いていたそうだ。わたしはテキーラ以外はずっとビールを飲んでいたのだが、Kさんに「ビールは太るよー。男性は痛風にもなるし」と言われ、あまり普段は飲まないハイボールを飲んでみた。これが美味しかった。今度からハイボールもアリだな。1時間半くらいの間だったけど、とても幸福感あふれる時間だった。それは料理が美味しかったからかもしれないし、久しぶりにMさんと会えたからかもしれない。知らない人と楽しく話ができたからかもしれないし、珍しくテキーラショットで乾杯したからかもしれない。その全部かもしれない。わたしが店を出る時にも、お店にはどんどんお客さんが入っていて賑わっていた。

 

パートナーに頼まれていたおつかいを済ませて帰宅し、本格的な夕食。サラダとワカモレを肴にまたビールを飲んで、締めにカレーを食べた。お腹いっぱいだ。満足して一緒にテレビを見ていたのだが、花粉症の症状がひどくなってきて、鼻水と涙で顔がぐしゃぐしゃになったまま、いつの間にかうたた寝をしていた。起きるとパートナーはお風呂から上がったところで「早く花粉洗い流したら?」と言われ、わたしも風呂に入る。

 

上がると、彼女はPS5で「ホグワーツレガシー」をプレイしていた。わたしはその横で髪を乾かしてから、日記を書いた。パートナーはゲームを終えて先に寝室に行き、日記を書き終えたわたしは『カラマーゾフの兄弟』の続きを読んでから眠くなってきたところで就寝。