いぬのいる島

日々、散歩しては迷っている

3月1日(金) 楽しい1日は向こうからくる。そして、わたしは唐揚げを揚げた

 

今日は昼から仕事だったので、少しゆっくり眠る。コーヒーを飲みながら、薪火野パンを焼いてバターを塗って食べる。最近雨が続いて洗濯ものがたまっていたので、晴れた本日は洗濯機も回す。それから日記を書き始めた。

 

洗濯ものを干して、食器を洗って、また日記。この間に今日の夕飯を仕込むことにする。昨日から鶏の唐揚げが食べたい欲が高まっていたのと、冷凍庫に鶏むね肉があって昨日の夜から冷蔵庫に移して解凍していた。この鶏胸肉を削ぎ切りにして、タレに漬け込んだ。そこからひと段落して、11時。すこしお腹が減ってきてしまいました。仕事は13時からなので、ちょっと早めに家を出て仕事場の近くでラーメンを食べることにした。

 

このお店は前々から興味のあったラーメン屋さんで、1回だけ行ったこともあった。その時はメニューの中でも一番目立つところに書いてあった、スペシャリテ的な立ち位置(に思えた)濃厚な牡蠣のラーメンを食べた。それもそれでおいしかったのだが正直一回食べたらいいかなあという感想だった。しかし、ラーメンが好きな知人はそのお店は別メニューが美味しいのだと教えてくれた。実はそこのお店は某ラーメンショップのインスパイアメニューがあり、それがとても美味しいと評判だったのだ。そう聞いて二度目に行ってみようとの興味が湧いた。ラーメン屋に自転車で向かう。風はあるが、日光があるとすこし暖かい。

 

インスパイア元の某ラーメンショップは身近になくて、わたしがはじめて食べたのはフジロックに参加したときだった。関東に多いチェーン店なのかもしれない。その時泊まっていたホテルの最寄り駅の前にあったお店に入ったきり、その某ラーメンショップには行っていなかった。わたしにとっては夏フェスの思い出の味である。しかも美味しかった。今日行ったお店には12時前の開店すぐの時間に着いたので、他にお客さんがいなかった。ニンニクのトッピングとライスの小も注文する。

 

そういえばラーメンにライスをつけるっていう組み合わせは家系ラーメンとかからの流れなのだろうか。わたしはどちらかといえば炒飯をつけるほうが馴染みがあったけど、最近は味の濃いラーメンの時は白米もアリになってきた。今回出てきたラーメンもライスによく合う美味しさだった。この間読んでいた本で、京都では麺類とご飯は自然な組み合わせだと書いてあった。それは京都の食堂についての本だったが、その流れもあるのかも。

 

 

 

美味しいラーメンをペロリと食べ終え、仕事に向かう。今日の仕事はいつもの仕事とは違って純粋な接客業だ。友人のYさんがやっているお店、チーズケーキ店でのバイトである。先日、パートナーの両親に結婚のご挨拶に行った際にお土産として持っていったのもこのお店のケーキだったわけだが、わたしもパートナーもこのお店で入れる人がいないときにたまに働いている。といってもわたしがこのお店に立つのは前回から2ヶ月近く時間が空いているのだが。本当にごくまれに入る。

 

一度に複数のことをするのが個人的には得意ではないと思っているので、違う仕事を同時に行うということを人生であまりしたことがなかった。しかし、副業ともいえない頻度ではあるものの、別の仕事をしてみるのはなかなか楽しい。緊張もするし、不安はもちろんあるのだが、Yさんもサポートしてくれるし、発見も多い。なによりも普段とは違う場に身を置くと、自分自身のいろいろなパターンを知ることができるのが楽しい。

 

この日はお店自体は忙しくならなかったので、Yさんとおしゃべりする時間が多かったのも楽しかった。しかし、この日のお給料はわたしの先月のSpotWORKの20日分で稼いだ報酬金額を軽く超えていて、なんともいえない気持ちになる。いやあれは運動のための遊びであり仕事なのだから、と自分に言い聞かせる。

 

チーズケーキ屋での仕事を終えて飲みにいくことにする。家には、あとは粉をつけて揚げるだけの鶏むね肉があるので、少しくらいなら飲んでもいいだろうと、家の近くにある立ち飲み屋RUTUBO第二燻製工場へ。今日も魅惑的なアテがメニューに並んでいる。わたしは蕨の刺身といわしのへしこ炙りを注文した。ちょっと飲むつもりが中瓶3本。へしこが酒泥棒だった。

 

まわりのお客さんと鶏の唐揚げ談義で盛り上がって調子に乗って、配慮の欠けた話をしてしまった気がする。スマートでなくてもいいけど、他の人を不快にさせるのはよくないし、周りを楽しませたいという己の欲望をコントロールできず、配慮して付け足すべき言葉が足りなかった気がする。もちろん、周りのお客さんやお店の人も直接指摘はしないので、そこは自分が自制心を持たなくてはいけないな。酒の場ではより気をつけていかないといけない。でも料理は美味しくて、結婚の話をしたこともあって他のお客さんに1杯いただいたりと嬉しく楽しい飲みだったのはたしかだ。

 

RUTUBOの蕨。デリカシーを持ってお酒に酔いたい

 

さて家に帰ってそのまま料理を始める。白菜をざっくり一口大に切って、鰹節、マヨネーズ、麺つゆ、砂糖と大量のすりごまと和えて白菜の胡麻ドレッシングサラダを作る。なんかネットで見たレシピです。ほかにナスと白菜の葉の余りを味噌汁にした。あと鶏胸肉の唐揚げは粉をつけて180度の油で、一回目は3分くらい揚げて、油から上げてから4分余熱で火が通るのを待ち、もう一度30秒くらい揚げてしっかりカリッと仕上げる。

 

ちょうど唐揚げができたくらいのタイミングでパートナーが仕事から帰ってきた。おいしいタイミングで夕食にする。揚げ物は滅多にやらないのでテンションが上がってたのしかった。あと二人とももも肉の唐揚げよりさっぱりした胸肉の唐揚げの方が好きなのかもしれない。2枚分の胸肉を使ったのだが、あっという間に食べ切ってしまった。

 

お酒が回って、食後はすこし床で横になった。しかし22時くらいに起きて風呂に入って就寝。そういえば今日はSpotWORKしなかった。まあ、別にいい。楽しく充実した1日だった。