いぬのいる島

日々、散歩しては迷っている

4月4日(木)  明日覚えてなくたって、いい夜を重ねていく

 

今日も昼から仕事だったので、朝はゆっくり。コーヒーを飲んで、トーストを焼く。今日もパートナーはすでに家を出たあとだった。昨日の天気予報では今日は雨と言っていたが、変わったようで今日はなんとか降らずにもちそう。洗濯をする。

 

洗濯機を回しながら、わたしはまたYoutubeでダンスの動画を見たり、SNSを見たりとダラダラと過ごす。ちょっと日記も書いた。そして昨日と同様、今日もいつの間にやら支度をしなくてはいけない時間になったので、着替え、お昼ご飯にレトルトカレーを食べて家を出た。

 

今日の仕事も非常に忙しくて、なんだか春というか、新年度の到来を感じる。世間が賑わっていると言いますか。まあ京都市の中心部で働いているので、盛況な観光地の様子を見ているとそんな気がするだけかもしれないが。

 

 

仕事が終わると、夜10時。明日は休みなので、今日はバッテリー作業を頑張りたい!と思ってマップを開くが、作業依頼は全然出ていない。しかたがないので繁華街のほうに点在している少個数の依頼をひとつずつこなしていくことにする。まずは河原町四条の焼肉屋さんへ補充を4個。このお店はチェーン店で、京都にはいくつかあるお店なのだが、特にこの日わたしが補充に行った店舗は繁華街のど真ん中の交差点にあるのでとても看板が目立つお店で、ずっと存在は知っていた。わたしが京都に来た15年前からずっと看板だけを見てきたお店だ。初来店がまさかバッテリー作業になるとは。店舗がビルの2階にあることも知らなかった。作業自体はレジ横にあったスタンドに無事に補充してあっさりと終了。

 

次はバッテリー回収の依頼で、木屋町四条のステーキ屋さんだ。ここはもうこの界隈にくるときにはよく作業をするようになった個人的お馴染みのお店だ。しかし、おなじみになるまではこのお店だってバッテリー運搬をしていなかったら一回も行かず、存在にも気が付かずに通り過ぎてしまうお店だった可能性が高い。もちろん、必要がなかったのだからそれでいいという考えかたもあるだろうが、わたしはこういうことを知るためにこの遊びをしているので、こういう「あることは知っていたけど」や「こんなお店があったのか」をけっこう楽しんでいる。

 

しかし、まだこの時間帯はあまり作業依頼も出ていないので、このあたりで切り上げてお酒を飲みにいくことにした。一昨日行ったばかりだが、西木屋町のレボリューションブックスへ。22時前くらいだったろうか。知り合いがカウンターで飲んでいて、みなさんと窓から見える桜に酔いも回って調子よく話をした。わたしが映画が好きなのでみんな映画の話をしてくれる。これがたまらなく楽しい。

 

 

瓶ビールを飲みながら、「ソーセージの吟醸粕漬け焼き」と「ポテトサラダ」をいただいた。どちらも美味しい。楽しくて、結局ほかのお客さんが帰ってからしまってわたし1人でダラダラと飲んでしまった。遅くまでありがとうございました。

 

うますぎるレボの「ソーセージの吟醸粕漬け焼き」

 

それから帰るのだが、酔って気持ちがよくなったわたしはここでもう一軒行ってしまった。近所にあるRUTUBO第二燻製工場へ。近所にいいお店があるのはありがたいのだが、便利すぎてついでに寄って飲んでしまう。こちらもいいお店で料理もお店の接客もその周りのお客さんもよいので、ビールとハイボールで酔っ払う。この日は五目ひじきで飲んだ。いつもメニューに載りきらないほどのいろいろな美味しい肴があるのだが、わたしは地味目の肴が好きなのでこういう料理ばかりを頼んでしまう。しかし、これがうまい。この日も店主のLさんもPさんもよくしてくれて、後半ほとんど何を話したか覚えていないけど、楽しい時間を過ごさせてもらった。

 

酔ってブレブレのRUTUBO第二燻製工場の写真

 

わたしは酒に酔うと細かいことを忘れてしまうのだが、その時間が楽しかったか楽しくなかったかは体感として覚えている。そして、わたしは酔っ払うと基本的に楽しい気持ちになるので、お酒に酔って記憶が不確かでも体感として楽しかったという感覚がわたしの体に残っているのだ。ずっとこういう夜を重ねて生きていきたい。まわりにご迷惑をかけないように気をつけながら、この楽しい夜を一枚ずつ羽織って生きていきたい。

 

家に帰るとパートナーがまたこたつに刺さって床で寝ていた。わたしはまたYoutubeでダンスの動画を見ながらソファーで寝落ち。起きたら早朝で、若干の宿酔の気配も抱えながら、熱いシャワーを浴びた。