いぬのいる島

日々、散歩しては迷っている

2月14日(水) バレンタインの地震プチパニックの後は立ち飲みで自分を労わる

朝は7時半ごろに起床。先に起きていたパートナーが淹れてくれたコーヒーをいただいて昨日の日記を書く。

 

仕事は昼前からだったのでコタツに入って文章を書いていたが、昨日見た映画の「瞳をとじて」の感想を書いていたら思っていたよりも時間が過ぎてしまったので慌てて顔を洗い、身支度を整える。

 

話は日記から逸れるが、日記を書いていて、日記のなかでも、前日の日記を書いたという内容を書きつけていると、嫌でも「日記を書く」という行為を意識してしまう。いまのところの日記についての印象は「書くの時間かかるな」である。うーん、わかりづらい。ただ簡単な短い日記は書きたい時、書かざるを得ない時に書くと思うので、いまのまま、自動筆記ほどではないにしても記憶を垂れ流すように、書ける量は書きたい。現時点では。書きながらこの感覚も変わっていくのだろう。

 

というわけで、あっという間に出勤時間になって急いで家を出る。自転車を漕ぎ出す。瞬間、違和感。なんと、こんな時に限ってチェーンがはずれている!

 

慌てて素手で自転車チェーンをかけなおす。手がオイルで真っ黒になって、このままでは出勤できないのでジーンズのベルトループに引っ掛けた家の鍵を、左手の中指・薬指・小指と親指の汚れていないところを使って、なんとか服が汚れないように慎重に、しかし急ぎながら外してマンションの鍵を開けようとする。普段使っていない指を使うと、鍵を回す動作一つまともにできやしない。

 

いつも開けているマンションのドアってこんなに固かったっけ?

 

家に入って、洗面所にいく。その前に台所から食器用洗剤を取ってきて、手にたっぷり出し(油汚れに一番効く気がしている)手を洗って、またバタバタと家を出ていく。時間はすでに間に合うかどうかギリギリのタイミンングだ。焦るが信号は守る。この時わたしは「なんか今朝から寝起きもよくて調子よかったし、この後なんか悪いことある気がしていたんだよなー。これだったか」とか思っていた。

 

しかし、本当の「悪いこと」はこの後に起こった。

 

出勤して仕事をしていると15時ごろ、突然「ゴゴゴ…」という地鳴りが職場のビルのフロアに響き、3〜5秒程度の横揺れが。地震だ。一瞬で頭の中がパニックになる。

 

仕事はそこからバタバタと対応に追われることになった。京都は震度4。大した被害はなく、仕事も家も特筆すべきひどい事態にはまったくならなかった。

 

しかし、1月に能登で起こった地震の記憶が浮かんで、仕事中の自分は咄嗟の判断ができない状態になった。慣れで考えるより先に体を動かしてはいたが、あの10秒間の頭の中の空白はおそろしかった。

 

仕事が終わった20時すぎにはすっかりクタクタになっていた。パートナーが外で友人と食事してくるということだったので、わたしも外で飲む。いつものとおり、西木屋町のレボリューションブックスへ。地震が大変だったという愚痴に、出勤時の自転車チェーンの不具合に対するどうしようもない文句も聞いていただく。

 

お店の店主、従業員、常連の皆様にいつもくだらない話題ばかり聞いてもらって申し訳ない。料理も最高で、これだけで大変な1日が救われた。おかげでなんとかがんばれています。

 

22時に店を出て帰宅。今日はバッテリー運搬作業はお休みなので直帰する。家に帰ってもパートナーに地震の話をする。バレンタインデーのチョコレートもいただく。そのあとは彼女も疲れていて早めに寝たので、わたしも0時前には就寝。