いぬのいる島

日々、散歩しては迷っている

2月22日(木) 映画『梟―フクロウ―』と楽しい夜

 

朝早くの出勤。今日も引き続きの雨模様だが、出勤のタイミングでは雨が降っていないようだったので自転車で出る。

 

いつもの朝より1時間早い出勤だけど、通りには仕事に向かう人は少なく、観光客は多い時間帯だった。さすが京都。

 

明日は休みなので今日中に終わらせたい作業が多くて、日中忙しく過ごす。少し早めに退勤して、アップリンク京都へ映画を観に行った。

 

 

気になっていた韓国映画『梟―フクロウ―』を観るのだ。

 


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17世紀・朝鮮王朝時代の記録物「仁祖実録」に記された“怪奇の死”にまつわる謎を題材に、盲目の目撃者が謎めいた死の真相を暴くため奔走する姿を予測不可能な展開で緊張感たっぷりに描き、韓国で大ヒットを記録したサスペンススリラー。

盲目の天才鍼医ギョンスは病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。ある夜、ギョンスは王の子の死を“目撃”してしまったことで、おぞましい真実に直面する事態に。追われる身となった彼は、朝日が昇るまでという限られた時間のなか、謎を暴くため闇を駆けるが……。

(参照:映画.com)

 

 

韓国映画を観たのは1月の『ビヨンド・ユートピア 脱北』以来だろうか。なんだか久しぶりな感じ。韓国の時代劇で括ると、もういつまで遡っていいかわからないくらい前だな。

 

いやー面白かった。特に中盤の盛り上がりは素晴らしかった。設定だけに頼りきらない作劇の工夫がこれでもかと詰め込まれていた。演技もよかった。あらすじから不穏な結末は予想していたけども、なかなかに内容はドロドロ。あらすじも「王宮モノなのかな?」という程度の知識で行ったのもよかった。

コメディ要素もけっこう入っていて、正直序盤は朝早かった疲れもあって、少し眠いところもあったが、中盤はまさに飲み込まれた。闇が重要な映画なので、そういう意味でも映画館で観ることに意味がある映画だったと思う。あと鍼治療すげえぜ。ほぼ暗殺拳やん(褒め言葉)。

 

 

映画を見た満足感を持って、立ち飲み屋に向かった。いつものレボリューションブックスへ。ビールを飲みながら、「初ガツオの造り」と「九条ネギとちくわの煮物」を注文。「初ガツオ」は言うまでもなくおいしくて、赤みの魚の旨味を存分に感じながらいただいた。また「九条ネギとちくわの煮物」はシンプルだけど出汁がしみていて、あっという間に食べ終えてしまった。

 

そこから「アボカドと新海苔の酒盗和え」を注文。レボリューションブックスの酒盗和えは本当に美味しくて、いつも注文してしまうのだが、この組み合わせは新海苔がとてもいい仕事をしていた。あとからあとから磯の香りが追い駆けてきて、口のなかに旨味が残り、ずっとお酒が飲めてしまうおそろしく美味しい酒のアテだ。お店でよく会う常連の方と話をして、楽しいし美味しいし、もう一品と「おじゃこと長芋のポテサラ」も頼む。

 

わたしは四冨会館にある日常にマフラーをとりに行くため、また確実に入るために21時ごろにはレボを出た。日常にはまだお客さんはおらず、店主のNさんが気持ちよくお店に入れてくれたし、マフラーも戸棚に保管してくれていた。ガリの突き出しをいただいて、トロたく巻きを注文する。これが美味しい…。Nさんにも先週来た時に、結婚のご挨拶にいくことは話していたので、挨拶はいい流れで進んだという話をする。他の常連さんとinstagramを相互フォローしたり、結婚生活について話を聞いた。楽しい夜だった。

 

23時ごろに帰宅すると、パートナーが床で寝ていたのだが、ガバっと起き出して「会社にスマホ忘れた」と言って、雨のなか家を飛び出そうとしたので、レインポンチョを着せた。

 

ひとりで家にいたら眠くなってしまい、電池が切れたようにこたつに入って寝てしまった。朝早かったから力尽きたのだった。